2A-1 連続コーナーの処理方法 連続コーナーでの最速ライン Advise 2項をご覧いただき有難うございます。ここからは "走りの応用" について述べていきます。1-2項ではコーナーの曲がり方について説明しました。そこでは理想的なライン取りとして "アウト・イン・アウト" について解説させて頂きましたが、今回はその応用です。単体のコーナーではその技術をそのまま当てはめればよかったものが、連続コーナーになると変わってきます。長ったらしいのが嫌いなのは前の記事で言ったと思うので今回も先に結論を述べてしまうと 連続コーナーが終わる1個手前のコーナー : アウト・イン・イン 連続コーナー中の最終コーナー : アウト・イン・アウトとなるようにコーナリングします。では具体的になぜこのライン取りがいいのか、なぜタイムが縮まるのかをコースレイアウトと参考動画を用いて説明します。 連続コーナー全てを "アウト・イン・アウト" で抜けた場合最初に、この方法には明らかなロスがあります。下のライン取りの画像を元に説明します。全てのコーナーをアウト・イン・アウトで抜けると、明らかにラインに無駄ができます。本来はコーナー幅を最大限に生かしてスピードを稼ぐ為と、脱出速度を稼ぐ為にこのラインを再現します。しかし連続コーナーだとこの内。後者が明らかに無駄になります。なぜなら、次のコーナーまでの距離が短すぎるからです。脱出速度を稼ぐのは、その後のストレートで速度を伸ばすためであり、ラインを無駄にしてまで実践したとしてもタイムは縮まりません。次に最後のコーナーだけアウト・イン・アウトで抜けた場合について説明します。良ければ画像を見比べてみて、どれだけラインに無駄ができるか、比べてみてください・ 原則アウト・イン・イン(最終コーナーのみアウト・イン・アウト)の場合この方法をお勧めする根拠として、最終コーナーで一番速度がのるようにするというものがあります。連続コーナーの最後のコーナーまでアウト・イン・アウトで抜けた場合、前者の方法に比べ速度はあまり稼げません。しかし、トータルで見ると「速度を意識してアウト・イン・アウト」をするより「ラインを意識してアウト・イン・イン」の方がタイムが伸びるのです。これは実際に実践していただいて、セクションのタイムやゴーストとの比較をしてみて実際に感じて頂くのが最適だと考えています。そして最後のコーナーだけ、次のストレートを意識して、アウト・イン・アウトで走るのです。 さて画像を見比べて、どちらの方法が速いと思いましたか?参考動画もありますので、是非走り比べてみてください! FacebookXHatenaPocketCopy